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術者が術前に見ている眼瞼の動きは眼瞼挙筋機能を
そのまま反映するものではありません。
いままでは論文、教科書の中でも非常に多くの間違った記述がなされています。
老人性や内眼術後およびコンタクトレンズの使用による眼瞼下垂
(腱膜性眼瞼下垂)の場合は
術前、非常に高度の下垂であっても挙筋機能そのものは良好であり、
通常の眼瞼挙筋短縮術で十分治療できます。
しかし、先天眼瞼下垂の場合は挙筋そのもの形成不良に加えて、
伸縮運動もみられません。
以前はそんなことは手術中にしか確認できませんでしたが、
今は眼瞼のMRIで術前に確認できます。
挙筋機能のない眼瞼下垂症例は迷わず、前頭筋吊り上げ術を行うべきです。
興味のある方は次の文献をお勧めします。
兼森良和: 磁気共鳴画像(MRI)による眼瞼下垂術前挙筋機能評価、あたらしい眼科23:555-558、2006年
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